見えない基礎に、本気で向き合う。
Y.S様
工事部 施工管理職
Y.H様
ESTIMATING & COST CONTROL MANAGER
設計積算・原価管理室 課長
Y.H様
ESTIMATING & COST CONTROL MANAGER
設計積算・原価管理室 課長
2017年入社。仮設設計や建築施工図作成など、多様な経験を経て40代でトータル環境へ。現在は設計積算・原価管理室の課長として、施工計画や見積作成など、工事の根幹となる重要な役割を担う。豊富な経験を基に、会社の技術力と安全性を支えるベテラン技術者。
まずは、現在の主な担当業務と、課長としての役割を教えてください。
主な業務は、解体現場における施工計画の検討・作成や、仮設計画図の作成です。あわせて、案件ごとの見積作成や入札対応も担当しています。私の役割は、現場を動かす「工事部」や、経理・総務などの管理部門と連携しながら、技術面から会社をサポートしていくことですね。
特に重視しているのは、法令を遵守し、かつ経済合理性も考慮した計画を立てることです。例えば、重機を使った揚重計画では、規定の荷重を超えないのは当然として、現場の状況に最適な機種を選定し、コストパフォーマンスも追求します。計画段階のわずかな不備が、現場の安全を大きく左右しかねません。だからこそ、常に根拠のある数値に基づき、正確な計画と見積を作成することを徹底しています。
40代でトータル環境へ転職されたとのこと。転職のきっかけと、入社の決め手は何だったのでしょうか?
当社で4社目になります。前職では、業務内容が協力会社とのやりとりに限定されがちになり、自身の今後のキャリアについて考える時期を迎えていました。そのタイミングで、転職エージェントから声をかけていただいたのがきっかけです。
面接で、当時の専務(現社長)から、当社独自の全覆い仮設テント「ATMOS工法」を用いて清掃工場を解体しているという話を聞きました。解体業界は未経験でしたが、これまで培ってきた仮設計画図や施工図の作成、構造検討といった経験をそのまま活かせる内容だと直感しました。ここに自分の新しいキャリアを築ける可能性があると感じ、入社を決意しました。実際、解体業を営む会社は数多くありますが、当社のように自社で大型テントを保有し、計画から施工まで一貫して手掛ける会社はそう多くはありません。その独自性と他社にはない技術的優位性にも、大きな魅力を感じましたね。
設計積算のプロの視点から見て、会社の技術的優位性はどこにあると感じますか?
やはり、全覆い仮設テント「ATMOS工法」がもたらす価値は非常に大きいですね。特に私たちが多く手掛ける清掃工場のような施設の解体では、近隣住民の方々への配慮が絶対条件です。この工法は、解体対象物をまるごと覆うことで、粉塵の飛散や騒音の外部への漏洩を劇的に低減できます。周辺環境への影響を最小限に抑えながら安全に工事を進められる、非常に合理的なシステムだと感じています。
解体工事では有害物質を取り扱うこともあるかと思いますが、社員の安全はどのように守られているのでしょうか?
安全管理は徹底しています。例えば、ダイオキシン類やアスベストを取り扱う現場では、「石綿障害予防規則」や「労働安全衛生法」といった法令に基づき、厳格な安全基準に則って作業計画を立てます。
現場に入る際は、「タイベック」と呼ばれる防護服と高性能なガスマスクを着用し、作業エリアは外部に空気が漏れない「管理区域」として隔離します。現場から出る際も、エアシャワーで粉塵を完全に落とすなど、幾重にも安全対策を講じています。私自身も調査などで現場に入りますが、入社前の教育と現場での丁寧な説明のおかげで、安心して業務に臨めています。
これまでで最も印象に残っている案件について教えてください。
特定の案件というよりは、日々発生する課題にどう向き合うかを大切にしています。最近では、道後温泉本館の保存修理工事で使われた仮設テントの組み立て計画に少し関わったり、福井県にあるお寺の屋根の計画を担当したりと、社会的に価値のある仕事に携わる機会も増えています。そういった案件では、1泊2日で全国へ出張することもありますね。
ただ、どんなに難易度の高い案件でも、一人で抱え込むことはありません。経験豊富な上司や現場を熟知した職長に相談し、チームで知恵を出し合いながら解決策を探っていく。この協力体制が当社の文化であり、強みだと感じています。
4社をご経験された中で、トータル環境での勤続年数が最も長くなっている理由は何でしょうか?
これまでのキャリアで、今が一番長く勤めていますね。その理由は、自分のペースで仕事を進めやすい環境だからだと思います。ある程度、先の見通しを立てながら業務をコントロールできるので、残業も少なく、時間の都合がつきやすい。もちろん繁忙期はありますが、仕事に追われるという感覚はあまりありません。この「自分で仕事をコントロールできる」という感覚が、精神的な余裕にも繋がり、長く働き続けられる理由になっていると感じます。
評価制度についても教えてください。
評価シートを用いた面談が年に3〜4回あり、その評価に基づいて翌年の給与が決まります。社内規定には明確な給与テーブルが定められており、評価に応じてステージが上がっていく仕組みなので、キャリアパスや目標が描きやすいと思います。
部署を超えた連携や、社内の風通しはいかがですか?
部署間の垣根は低く、非常に風通しが良いと感じています。私自身、入社後1年半は現場に常駐し、OJTとして上司や職長から直接、図面の描き方から計画の立て方まで、手厚く指導を受けました。解体未経験だった私に、誰もが親身にアドバイスをくれました。その期間に現場のリアルを肌で感じた経験が、今の設計・積算業務にダイレクトに活きています。こうした人を育てる土壌と、部署を超えて助け合う文化が、当社には根付いています。
最後に、トータル環境に興味を持っている施工管理経験者の方へ、メッセージをお願いします。
私たちの仕事は、単に建物を壊すことではなく、「環境に配慮した解体」を通じて、社会や次の世代に安心を届ける、責任ある仕事です。私自身、40代でこの業界に飛び込みましたが、現場でのOJTを通じて、その重要性と当社独自の技術力の価値を深く理解することができました。
当社には、未経験の分野であっても、あなたのこれまでの経験を尊重し、専門性を一から磨いていける教育体制と、困ったときには部署を超えて助け合える風通しの良い文化があります。あなたの持つスキルや経験は、必ずこの新しい分野で輝かせることができます。環境を守るという社会的意義の高い仕事に、誠実に向き合える仲間と出会えることを、心から楽しみにしています。